セルフケアの秋、はじめませんか?

「秋は妊娠にむいている季節と言われてますー」というお話を先日ご紹介させていただきました。
その続きのお話…妊娠力をアップさせる方法をご紹介します。
今日から早速お使いいただける簡単な妊活セルフケアです。妊活にピッタリの季節だからこそ、ぜひ実行してみてください。

セルフケア①:体を温める

妊娠力をアップさせる方法の1つめは体を温めること!です。
妊娠しやすい季節といわれる春や秋の気候は比較的過ごしやすいため、つい油断して体を冷やしてしまう場合があります。ですから過ごしやすい今こそ逆に要注意をお願いしたいです。
たとえばー寒暖差に気をつけて靴下を履くことを忘れない、お出かけのときにはささっと羽織れるカーディガンやストールなどの羽織りものを携帯して体を冷やさないように気をつける、冷たい飲み物・食べ物をとりすぎない、お風呂にゆっくり浸かるなどなど…ご自身の体にちょっと気をつけて対策をてお過ごしください。

セルフケア②:適度な運動で体を動かす

妊娠力をアップさせる方法、2つめは適度な運動で体を動かすことです。
体を動かすことで筋力がつき、免疫力や代謝があがって、過度な体重増加や生活習慣病の予防にもつながります。さらに体を動かすことで気分がスッキリして自律神経が整い、女性ホルモンの分泌が活発に!妊娠力もアップできます!

ほんのちょっとしたことでも継続することで冷え症が改善されたり、血流が良くなることで肩こり解消につながったり、ストレスが和らぐのを感じる方が多いです。

▼自律神経を整えるストレッチ

▼呼吸法

 

セルフケア③:ストレスを溜めない

妊娠力をアップさせる方法の3つめはストレスを溜めないことです。
妊娠力に関わる女性ホルモンの分泌量は年齢だけでなく、自律神経の乱れにも影響します。自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを取り合って成り立っていて、ストレスを感じている時には交感神経が優位となり、リラックスしているときには副交感神経が優位となります。
ここで大切なのが、女性ホルモンはとくに副交感神経優位となっているときに正常に分泌されるということです。ストレスを感じて交感神経が優位になると、女性ホルモンの分泌がセーブされて、排卵障害やホルモンバランス・生理周期の乱れを引き起こします。
また、睡眠時間が足りないことも自律神経の乱れに大きく影響し、リラックスできない状態が続く悪循環を招いてしまいます…。

 主に3つの要因がストレスを生むといわれています。
 ①人間関係のトラブルや将来の不安など精神的要因、
 ②睡眠不足や体の痛み・ケガ、疲労など身体的な要因、
 ③温度や騒音などに影響される環境的な要因、

ストレスを溜め込まないためにー

●腹式呼吸や深い呼吸をしましょう
●感情を話したり、書き出したりして吐き出してみましょう
●運動したり、大声をだしてみましょう

深呼吸をすると自律神経が整います。イライラしたときにも深呼吸すると気持ちが少し落ち着きます。
話をしたり、気持ちを書き出す、運動して体を動かす、大きな声を出す、泣くこともストレス発散に効果的です。

 また、東洋医学的にみると感情の種類によって「五臓」のどこに影響するかが変わります。そして、特にストレスの影響を受けやすい五臓は「肝」「脾」「心」です。
ストレスによってイライラしたり怒ったりする感情は「肝」に負担がかかり、頭痛や肩こりなどがストレスで悪化したり。
消化器官が弱い人は思い悩みやすい傾向にあるので(ちびまる子ちゃんのフジキくんタイプ)、思いすぎると気の巡りが悪くなって「脾」の消化吸収や運搬などの作用が失調し、食欲に影響したり食後すぐに眠くなったり。
「心」は精神や意識や思想をコントロールして、ストレスがかかるとこれらの「気」のめぐりが乱れて、それぞれの働きに不調が出はじめます。

ご自身のストレスタイプはいかがでしょうか? 思い当たる症状などございますか?

●ツボ押しで解消するのもひとつの方法です!

次回、ストレスタイプ別におすすめのツボをご紹介します。ツボ押し、ぜひ試してみてください。

これまでも妊娠しやすいカラダづくりのこと、妊娠しやすい条件、鍼灸不妊治療のことなどについてお話しさせていただいてきました。
以下、ご案内いたします。こちらもぜひお目通しください。

妊活のおはなし① (カラダつくりー1)
妊活のおはなし② (カラダつくりー2)
妊活のおはなし③ (妊娠にむけてできること)
妊活のおはなし④ (鍼灸不妊治療のおはなし①)
妊活のおはなし⑤ (鍼灸不妊治療のおはなし②よくお寄せいただくお問い合せについて)

当院入口にもちいさな秋。みつけてください。