施術に対する思い

はじめまして、院長の菅野健次です。

当院は1984年4月、松山市古三津に小さな鍼灸院として開院しました。
以後、古三津で7年、山西で25年、そして2017年から現在の衣山にて施術を行なっております。

治療院も次第に大きくなり、これまでたくさんの方々の健康に関わらせていただきました。
「ありがとう!」「楽になりました!」「すごい!」
このようなありがたい言葉をいただくことが私のなによりのご褒美です。
この職を天職と思い、還暦を迎えた今でも何か患者さんのためになる良い治療法はないかと週末は全国各地に飛び回っております。
今後もそのエネルギーを失うことなく施術にのぞみ続けます。

また、現在は一般の方の痛みや不調に対する施術に加え、不妊治療に力を入れております。

山西で施術を始めて数年目、まだ不妊治療をしていなかった頃に他の症状で来られていた患者さんから不妊の相談を受け治療を始めたのがきっかけです。

今振り返ってみると当時は知識も乏しく勉強をしながらの施術でしたが、その患者さんは当院で不妊治療をはじめてから数ヶ月後に妊娠、無事出産されました。

治療技術で言うと、現在と比べるとレベルの低いものだったと思います。
幸運が重なっただけかもしれません。

それでも妊娠された患者さんからは涙を流しながら感謝をしていただきました。
その時、新しい命の誕生にわずかながら関われたことを非常に嬉しく感じました。

それから不妊治療に力を入れ、数々の研修を受けたり文献を読んだり・・・。
「鍼灸」という東洋医学に基づいた治療を行いますが、不妊治療には西洋医学(現代医学)の知識も一般の症状の施術以上に欠かせません。
クリニックでの治療方法や指標となる数値、処方されるサプリメントなど当院の治療でも当然参考にしながら進めていきます。

これまで多くの方から妊娠・出産のお喜びの声をいただいてまいりました。
今後も西洋医学・東洋医学両面から学び続け、少しでも多くの新しい命の誕生のお手伝いができればと思っております。

皆様のお悩みに真摯に向き合い施術をしてまいります。
どうぞご相談ください。

スタッフ紹介

院長 菅野 健次(かんの けんじ)

取得資格

  • 鍼師
  • 灸師
  • あんま・マッサージ・指圧師
  • 柔道整復師

表彰歴・メディア出演歴

  • 松山市長表彰
  • 愛媛県知事表彰
  • 松山市針灸師協会表彰
  • 愛媛県鍼灸マッサージ師会 副会長・監事歴任
1959年4月24日生まれ 松山市出身
1978年新田高等学校卒業
1981年四国鍼灸専門学校卒業
【鍼師、灸師、あんま・マッサージ・指圧師免許修得】
1984年かんの鍼灸院を古三津にて開業
1991年院を山西に移転
2001年松山市長表彰
2008年四国医療専門学校卒業
【柔道整復師免許修得】
2010年愛媛県知事表彰
2014年松山市針灸師協会表彰 開院30周年
2017年院を衣山に移転

実績

松山市内の整形外科に勤務後、古三津に「かんの鍼灸院」を開院2019年に開院
35年を迎える
愛媛県鍼灸マッサージ師会元副会長
長年、市民・県民の健康に寄与したとして2001年に松山市長表彰、
2010年に愛媛県知事表彰を受賞

痛みやコリなど一般の症状から不妊症・アトピーなどの体質改善、
また松山市出身の有名ゴルファーやバスケットボール選手の施術など幅広い症状への対応実績を持つ


鍼灸師を目指したきっかけ

中学、高校とバスケットボール部に所属しインターハイ・国体に主将として出場、
愛媛県の優秀選手賞をいただくなど、バスケットボールに明け暮れた生活を送っていました。

そんな生活を送っていたもののこれといった故障もないまま選手生活を終えたため、鍼灸院や整骨院にお世話になる機会はありませんでした。
「自分が選手の時にお世話になった治療院の先生のようになりたくて・・・」というきっかけでこの業界に入られる方がよくいらっしゃいますが、残念ながら私はそうではありません。

友人の母親がこの業界で働いている方で、その方から
「『ありがとうございます』とお礼を言われてお金をいただける。 こんな職業は他にはないよ。」

と言われ、18・19歳の若造が浅はかな気持ちで専門学校に入学したように記憶しています。

専門学校を卒業し整形外科で2年ほど勤務した後、当時の師匠に開業を促され結婚と同時に鍼灸院を開きました。

開業当初は技術・知識ともに未熟で患者さんに来ていただけない日が続き、それはそれは苦労しました。
診療時間終了後、銭湯にマッサージのアルバイトに行ったこともありました。

家庭内でもその苦労を見せてしまっていたのでしょう。
当時、幼稚園に通っていた娘が習いたての文字で
「はり きゅう きてください。」 と待合室に張り紙をしてくれました。

さすがにこれは堪えました。
患者さんはもちろんのこと、家族のためにもこのままではだめだと思い、気持ちを入れ替え勉強に励むようになりました。
ちなみの娘のこの張り紙は、今でも原点と思い大切に保管しています。

そこから様々な研修会に参加して猛勉強し、私の今の治療の根底をつくっていただいた入江正先生に従事してからは、患者さんの主訴を聞かなくても「どこが患部なのか」「どこが原因で症状がでているのか」等、東洋医学・鍼灸の奥底を理解できるようになりました。

次第に患者さんの数も増え、この業界に入る時にもらった言葉通り、たくさんの『ありがとう』をいただくようになりました。
研修会でも自分が指導する立場になることも多くなりました。

これからもさらにたくさんの『ありがとう』をいただけるよう、
教える立場でも教えられる立場でも常に学ぶことを忘れず進んでいく所存です。

副院長 菅野 心太(かんの しんた)

取得資格

  • 鍼師
  • 灸師
  • あんま・マッサージ・指圧師
  • 医薬品登録販売者

表彰歴・メディア出演歴

  • あいテレビ『ほのボーノ』東洋医学コーナー複数回出演
  • 愛媛こまち掲載多数
1991年6月2日生まれ 松山市出身
2010年新田青雲中等教育学校卒業
2014年岡山大学卒業
2016年医薬品登録販売者免許取得
2017年関西医療学園専門学校卒業
【鍼師、灸師、あんま・マッサージ・指圧師免許取得】

実績

大阪市内の整骨院・薬店に勤務後、松山へ
通常の鍼灸治療に加え、美容鍼や産後骨盤矯正、猫背矯正などを主に担当

あいテレビ『ほのボーノ』や『愛媛こまち』などの
東洋医学コーナー、治療院特集でメディア出演多数


鍼灸師を目指したきっかけ

私はほとんど病院に通ったことがありません。
目が悪いため、コンタクトをもらうのに眼科に行くくらいでしょうか。

さすがにインフルエンザが疑われる時などは近所の内科にかかりましたが、
ちょっとした体調不良の時はいつも父に治療をしてもらっていた記憶があります。

子どもでしたから肩こりや腰痛なんてものはありません。
頭が痛かったり、お腹が痛かったり・・・
ただ、数十分の治療を受け終わるといつも不思議とその痛みは消えていました。

私が通っていた中学校・高校は父の鍼灸院のすぐそばにありました。
ですから学校の友人はみんな私が鍼灸師の息子だということを知っています。
すると友人との話の中に自然に鍼灸の話がでてきます。
「鍼灸院って肩こりとか治すんやろ?」
「おじいちゃん・おばあちゃんばっかりくるんやろ?」
よくそんなことを聞かれました。
そこで一般的には鍼灸ってそういうイメージなんだと初めて知りました。
私の中では自分が頭痛や腹痛を治してもらっているため、鍼灸にそういった限定的なイメージは全く抱いていなかったのです。

これが私が鍼灸師を目指したきっかけです。

「鍼灸ってもっといろんなことに効果があるんだよ」
「鍼灸って子供も若い人もみんな受けられるんだよ」
「鍼灸ってもっともっといろんなことができるんだよ」

鍼灸の素晴らしさをみんなに知ってもらいたい。
鍼灸をもっと一般的な、メジャーな医療にしたい。
この気持ちから父の後に続き、鍼灸師になろうと思いました。

おかげさまでテレビ番組の東洋医学を取り上げるコーナーに出演させていただくなど、
少しずつ自分のやりたかったことが実現してきています。

ただ、鍼灸師として第一にやらなければならないことはもちろん、
来ていただいた目の前の患者さんの悩みを解消することです。

そうすることでまずその患者さんに鍼灸の素晴らしさを知っていただきたいと思っています。

私自身もまだまだ勉強を続け鍼灸の素晴らしさを知っていかなければなりません。
皆さんに鍼灸の素晴らしさを体感していただくべく、研鑽を重ねます。