妊活のおはなし③(妊娠にむけてできること)
不妊治療と聞くと、人工授精や体外受精といった治療が思い浮かぶ方が多いかもしれません。
ですが、どのような方法で妊娠を希望される場合でも、大切なことがあります。
今日はそのおはなしをー
まず、
①自分の身体を整えること
その方法は2つ。
■自発的に整える(食生活やサプリメント、睡眠など…)
■外面から整える(クリニックや鍼灸での治療)
②性交渉の回数を増やしましょう
性交渉を行うことは以下の効果があります
■妊娠に必要なホルモンの分泌が高まる
■精子の質が良くなる
■体温が上がりやすくなる
自然妊娠はあきらめて体外受精希望という方でも、性交渉の機会をつくることで妊娠する確率を高めることができます。自然妊娠が難しく体外受精を希望されている方や、クリニックでの妊活をいったんお休み中ーという方が、何かのタイミングで自然妊娠されたことも、これまでに多々ございます。
食事や運動、健康に気を配りあいながら、ご夫婦で仲良くされる機会(性生活)をつくることで、精神的な充実にもつながって、妊娠・出産・育児…へのステップにも活かされます。
さいごに大切なことがー
「自然妊娠しやすい条件」
に、ついてお話します。
○最も妊娠しやすいのは排卵日の2〜3日前!
女性には月経周期の中で妊娠できる期間が決まっていますが、その期間内で最も妊娠しやすいのが排卵2〜3日前です。次に妊娠しやすいのが1日前、最も妊娠しにくいのが排卵日当日です。
○卵子・精子の寿命があります!
卵子の寿命は排卵後24時間程度とされています。ですが、受精しやすい状態でいられるのは排卵後6〜8時間以内です。
一方精子の寿命は2〜3日から長くても1週間とされています。ですが、卵子同様受精しやすい状態でいられる期間があり、それは射精後5〜6時間後から36〜48時間程度とされています。
卵子の方が寿命も受精しやすい期間も、かなり短いです。
ですから、性交渉の回数を増やし、精子が女性の体内で排卵を常に待ち続けている状況をつくることが大切になります。
鍼灸治療は、妊娠前の体質改善や ”不妊症” 治療との併用による体調の調整をサポートします。