妊娠しやすい体をつくる入浴法とは?

みなさんは毎日お風呂(湯船)にしっかりと浸かれていますか❓

実は、お風呂(湯船に浸かる事)には妊娠力をアップさせる、妊活中の女性にとって嬉しい効果が沢山あります。

特に段々と暑くなってきたこの季節、湯船に浸からずにシャワーだけで済ませてはいませんか・・・❓
シャワーだけでも体の汚れは落とせますし気分もスッキリとしますが、体を芯から温めることや、血の巡りを良くすることはできません。
妊活中の方は、湯船に浸かる事が非常にオススメです。

今回は
①湯船に浸かるメリット
②入浴による3つの作用
③効果的なお風呂の入りかた

をご紹介していきます。
湯船にしっかり浸かり体を芯から温めて、妊娠しやすい体をつくっていきましょう!

湯船に浸かるメリット

湯船に浸かることで、妊活に役立つ以下のような効果が期待できます。

血行が良くなる

体を芯から温めることで血流が促進され、子宮や卵巣への栄養が行き渡りやすくなります。

・リラックス効果

リラックス効果により自律神経のバランスが整い、ホルモン分泌にも良い影響を与えます。

・睡眠の質向上

入浴でいったん体温が上がると、その後ゆるやかに下がる過程で眠気が訪れ、自然と入眠しやすくなります。
質の良い睡眠は、ホルモンバランスを整え、妊娠しやすい体づくりに大切です。

これらの効果の背景には、入浴によって得られる「3つの作用」が関係しています。
次に、その内容を詳しく見ていきましょう。

入浴による3つの作用

①温熱効果

体が温まる事で血行が促進され、子宮や卵巣への栄養供給が高まります。
これにより、卵の質や内膜の状態の向上につながります。

②静水圧作用

お風呂の水圧は血管を広げ、血行を良くする効果があります。
特に全身浴の場合は下半身の水圧が強くなる為、足のむくみ解消にも効果的です。
静水圧効果はお風呂に入るだけで得られる為、妊活中も手軽に続けやすいです。

③浮力作用

湯船に浸かった時に身体が軽く感じられるのは浮力によるものです。
水深により影響は異なりますが、首まで浸かると場合は体重の1/10になるとされ、全身の筋肉が緩んでリラックスしやすくなります。
その結果、ホルモン分泌や睡眠の質向上に影響を与えることができます。

お風呂の温度

妊活中におすすめなのは、38度前後のぬるめの湯温です。
ぬるめのお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、心も体もリラックスします。
また血流やリンパの流れが良くなり、疲れが取れやすくなります。

ホルモンバランスはストレスの影響を受けやすいため、妊娠力アップのためにはぬるめのお風呂でリラックスすることを心がけましょう。

※熱すぎるお湯は交感神経が刺激され、興奮状態に!お湯の温度にはご注意ください。

お風呂の入り方

<浸かる時間:15~20分がおすすめ>

入浴して数分経つと、血液の循環が促進され、体のすみずみの毛細血管までしっかり血液が届くようになります。
15〜20分程度ゆっくりと浸かることで、体の深部まで温まり、芯からポカポカした状態を保てます。
長く浸かりすぎると逆に疲れてしまうこともあるため、無理のない範囲で温まりましょう。

<入るタイミング:就寝前1〜2時間がおすすめ>

夜は体温が自然に下がる時間帯です。
その1〜2時間前にお風呂に入って体を温めておくことで、入浴後の体温低下がスムーズに眠りを誘い、質の良い睡眠につながります。

浸かり方:全身浴がおすすめ>

妊活中の方には全身浴がおすすめです。
半身浴よりも血流がアップしやすく、体をしっかり温められます。

肩までしっかり浸かれるお湯に15〜20分ゆっくり入り、1日の疲れを癒しながら、心も体もリラックスしましょう!

入浴は、体を温めるだけでなく、心を穏やかに整える時間でもあります。
毎日の生活に無理なく取り入れながら、少しずつご自身の体と向き合ってみてください。
湯船にゆっくりと浸かることが、妊娠しやすい体づくりの一助となるはずです。