五月病対策セルフケア

五月病について

ゴールデンウィーク明けに気分の落ち込みや体調不良、意欲の低下などがみられる為<五月病>と名付けられました。

※五月病は正式な病名ではなく、5月の連休明けに現れる心身の不調を総称した言葉です。

進学や就職、転居 などによる環境の変化や、慌ただしさが一段落する5~6月は特にストレスが溜まりやすく、年間でも心身のバランスを崩す人が最も多い傾向があり、何となく体がだるい、やる気がでないなどの症状が起こりやすい時です。

五月病と思われる人の中には、受験や就活を乗り越えた後に生じるうつ病(荷下ろしうつ病)、新生活への適応障害、バーンアウト(燃え尽き症候群)など多様なケースが含まれています。

五月病では仰うつ症状に加えて様々な睡眠問題がみられます。この中には、うつ状態に伴う不眠や過眠(眠気)などもありますが、睡眠リズムの乱れが多いのも特徴です。

ストレスと睡眠

ストレスとは、心や身体に対する何らかの刺激のことで、過度なストレスを感じてしまうと健康な体を保つために重要なホルモンのバランスを崩してしまい、さまざまな支障をおこす原因になります。

私たちの体には「自律神経」と呼ばれる体内調整システムがあります。

これは活動モードの『交感神経』リラックスモードの『副交感神経』のバランスで成り立っています。睡眠はこのバランスをリセットしてくれる大切な時間です。

質の良い睡眠を取ることで、ストレスによって乱れた自立神経が整い、心の調子も回復しやすくなります。

睡眠の役割

質の良い睡眠をとることで、成長ホルモンが多く分泌され疲労回復が促進されます。また、睡眠には日中活動し続けてヘトヘトになった脳や体を休養させて疲労を回復する働きがあります。睡眠中は傷ついた細胞を修復したり、病原体を退治する免疫物質を作ったりと体のメンテナンスも行われています。日中に見たことや学習したことを脳に定着させたり、整理したりするのも睡眠の効果です。睡眠は心身の疲れを癒して様々な機能を回復するために欠かせません。

・成長ホルモンを分泌させる

・脳や身体を休ませる

・免疫力をあげる

・記憶を整理する

五月病セルフケアにオススメのツボ

ストレスには睡眠がとても重要!

そこでスムーズな寝つきを助けてくれたり、五月病対策にオススメのツボを3つご紹介します。

①『神門 しんもん』

精神をリラックスさせ、動悸・むくみ・ほてりなどを和らげてくれます。

スムーズな寝つきを助けてくれるツボです。

✳︎五月病に効くツボ

✳︎心の安定とリラックスに効果的

✳︎心身の緊張をほぐすツボ

②『労宮 ろうきゅう』

精神に働きかける作用のあるツボです。

労宮を押しほぐすと、体と心を休息モードにしてくれる副交感神経が働き、気持ちが落ち着きます。

暑くてイライラしたり、無気力になったり、眠れない時にオススメのツボです。

✳︎五月病に効くツボ

✳︎慢性的な疲労やストレス、お疲れの心に

※押し方のコツ=反対の手の親指で痛いところを探し、強めに押します。

③『行間 こうかん』

下半身、特に足の血液循環を促し、冷え・のぼせを改善します。

ニキビや頭痛、生理痛にも○

✳︎季節の変わり目のお肌のトラブルや冷え・むくみなど

✳︎春の体の不調に効果が期待できる「肝」のツボ

上手く寝付けれなかったり、ストレスが溜まっている!と感じられている方、ご自宅でセルフケアのツボを是非試してみて下さい。院内の掲示物にも季節に合ったセルフケアのツボを毎月ご紹介しています。ご来院の際にチェックしてみてください。