妊活に効果的な運動とは?

なんとなく「運動が身体に良い」ということは皆さんご存知だと思いますが、妊活中の運動にはどのような意味があるのでしょうか?
今回は妊活中の運動の効果や、おすすめの運動などについてご紹介します。

妊活中に運動がもたらす効果とは?

まず運動には以下のような妊活にプラスな効果があります。

血流改善・・・骨盤内の血流向上により、子宮・卵巣の循環改善を促します

ホルモンバランスの安定・・・軽く適度な運動はストレスを軽減し、自律神経の働きを整え、正常なホルモン分泌を促します

冷えの改善・・・運動により筋肉を動かすことで代謝が上がり冷えを改善、ストレス緩和につながります

また、運動中に分泌される『エンドルフィン』『幸せホルモン』と呼ばれ、心の安定や幸福感をもたらします。
定期的に体を動かすことで、気分がリフレッシュし、前向きな気持ちを保ちやすくなります。

無理のない運動から始めてみましょう!

※激しい運動は妊活に逆効果になるという論文もあるため「ゆるやかに続けられる運動」、主に有酸素運動が効果的です!

①ウォーキング

ウォーキングは妊活中の運動として最も手軽で効果的な方法の一つです。
適度な有酸素運動は血流を促進し、体をリフレッシュさせる効果があります。

また天気の良い日に外で歩くことで、日光を浴びながらビタミンDを生成することもできます。
妊活中の女性においてビタミンDが不足している方は非常に多いですが、ビタミンD不足は妊娠率・着床率の低下、流産率の増加の原因となります。
短時間でも意識的に日光を浴びるようにしましょう

*早歩きなど、心拍数が少し上昇する程度の運動が○

*1回20分〜30分程度行うと効果的です!

②下半身の筋トレ

妊活中に筋トレを行うなら、スクワットのように下半身を動かすものがオススメです。
筋肉量の多い下半身を鍛えることで、基礎代謝を向上させる効果が高くなります。

オススメのスクワットをご紹介します。

<ウォールスクワット>

壁に背中を密着させて行うスクワットで、負荷が少ない為、初心者の方でも取り組みやすいです。

<チェアースクワット>

椅子に座った状態から立つ事を繰り返すだけなので、運動が苦手と思われている方にもチャレンジしやすいと思います。

✳︎コツはゆっくりと座ることです!

<スロースクワット>

ゆっくりと膝を曲げ、ゆっくりと戻すスクワットで、筋肉への刺激を強く感じる事ができます。

③ストレッチ

ストレッチは体をほぐし血流を良くするだけではなく、運動の前後やリラックスしたい時にも簡単に取り入れられる方法です。
また深い呼吸を繰り返しながら行うことで、自律神経の調節にも効果的です。

子宮・卵巣周囲の血流を良くするためにも『股関節周り』を意識したストレッチが特におすすめです。

特に股関節の前側を伸ばすストレッチをすると『腸腰筋』に刺激が加わり、毛細血管に血液が行き渡るようになります。

慢性的な冷え性の方、よく足先が冷える方の場合は下半身まで十分な量の血液が行き渡っていない可能性があります。
足先まで血液を送るためにも股関節周りを意識したストレッチを試してみてください。

毎日の生活に少しの変化を

一気にたくさんの運動をするのではなく、無理のない量を長く続ける事が大切です。
『テレビを見ながら』『家事をしながら』など、CMの間だけストレッチやスクワットをしてみたり、近くのコンビニやスーパーまで歩いてみたり、いつもの生活の中に少し意識して運動をプラスすると続けやすいと思います。

毎日の生活に少しの運動をプラス!】を心がけてみてください。