不調を感じやすい梅雨のセルフメンテナンス②

びっくりするような早い梅雨入りに、しばらく蒸し暑い長雨の時期が続くな〜凹と思っていましたが、意外に雨が降っていなくて空梅雨な今年。天気予報もころころ変わって雨予報が一転して晴れマークになったり、気温が急上昇して夏日のように暑くなったり。こちら四国地方ではすっかりご無沙汰の雨に、梅雨の中休みって言うには長すぎやしませんかー??っとツッコミたい感じです。

先日、梅雨のお天気と私たちのカラダの不調についてお話しさせていただきました。
梅雨は湿度が高く雨に濡れても乾きにくかったり、汗もかきにくい時期ですので体内の水分も排泄されにくく、お天気と同じようにカラダの中にも「湿」をため込んでしまいがちです。

「湿」が旺盛になると胃腸が弱りやすくなるので暴飲暴食はNGです!

胃腸を冷やす冷たいもの・生ものをなるべく避けて、消化の負担になる甘いものの摂りすぎにも気をつけてください。
また、水分代謝も悪くなりカラダに溜まった湿(余分な水分)によって頭や顔もむくみやすくなります。梅雨の頭痛や頭重感、カラダの重だるさにお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

今回は胃腸の働きを助けて、梅雨の辛い症状を和らげてくれる、セルフメンテナンスにおすすめのツボをご紹介いたします★★★

6月も終わりが近づいて、今更梅雨のメンテナンスってーーーっというツッコミが聞こえてきましたが…汗
胃腸の不調(食欲不振)や浮腫・頭重感や頭痛など、梅雨の季節に限らずに通年気をつけたい症状でもあるかと思いますので、ぜひご参考にしていただけましたら喜びです。

 

■復留(ふくりゅう)
 水分の排出を促すツ ボ。足のむくみにも効果的

 内くるぶしからアキレス腱のキワに沿って人差し指から薬指までの指3本幅ほど上がったところ
 下図のツボ『太渓(たいけい)』から指3本分あがったところ

 

■陰陵泉(いんりょうせん)
 湿をさばくのが一番上手なツボ。
 梅雨の時期、また普段からむくみやすい人の強い味方です!
 胃腸機能の回復にも効果的

 膝下内側にある太い骨の真下、むこうずねの内側
 膝から下の足の骨のラインをなぞりながら、骨のキワに沿って上がっていくと指が骨にぶつかるところ

 

■太陽(たいよう)
 むくみの緩和、水分の滞りによる頭痛のケアに効果的★★★

 左右の目尻と眉尻を結んだ線の中央から親指1本分うしろにある凹み

 

 今日ご紹介しました3つのツボ。
 台座灸(せんねん灸さんなど…)をお使いいただいてもよいですし、お灸が苦手な方や、太陽のようにお灸することが難しい場所にはツボ押しでも大丈夫です。
 ツボ押しのポイントはーゆっくりじっくり。
  1,2,3ーと数えながらゆっくり押して
  1,2,3ーで徐々に指を離す…を5〜10回くらい繰り返してみてください
  リズムよく繰り返すことと、呼吸を忘れないことも大事なポイントです。


暑い夏はもうすぐそこです!
キラキラした太陽の季節を元気に楽しく過ごせるカラダを準備するために、セルフメンテナンス試してみてください。

不快な症状・不調を抱えてお悩みでいらっしゃる方はどうぞご相談ください。
鍼灸治療でココロとカラダのリフレッシュされてみませんか?